中国国産のC919飛行機には外国技術が満載

Jul 23, 2023

中国初の国産旅客機が日曜日（5月28日）、初の商用飛行を行い、これを国営メディアはボーイングとエアバスによる航空機製造の複占打破に向けた第一歩として称賛した。

中国民間航空機総公司（Comac）が製造したC919は、約130人の乗客を乗せて上海から北京まで2時間の旅をした。中国は２００７年に旅客機の開発を開始し、少なくとも７００億ドル以上の国費をこの計画に注ぎ込んだ。しかし、同機は設計上の欠陥や米国のサプライヤーからの部品調達の問題による遅延に悩まされてきた。

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ナローボディのC919が単通路型のボーイング737やエアバスA320型機と競合できるかどうかは、コマックがどれだけ早く生産を増強し、航空会社に自社機の購入を説得できるかにかかっている。上海科学技術委員会の報告書を引用した人民日報（中国語のリンク）によると、Comacは昨年末までに数十の顧客と1,035機のC919ジェット機の注文契約を締結した。

ちなみに、エアバスは4月末時点で世界で1万3000機以上の航空機を運航している。ボーイングも同様に、世界中で 10,000 機を超える民間航空機を運航しています。

国営メディアの環球時報は、C919の初商業飛行を「ハイエンド製造業における自己革新における中国の強さの重要な証拠」と称賛した。

しかし、そうですか？実際、C919の機能に重要なコアコンポーネントとシステムは外国技術に大きく依存している。たとえば、C919のエンジンは、米国のGEエアロスペースとフランスのサフラン・エアクラフト・エンジンズの合弁会社であるCFMインターナショナルから供給されている。

一方、C919のタイヤはフランスのタイヤ大手ミシュランから供給されている。タイヤ空気圧監視システムは、米国に本社を置く Crane Aerospace and Electronics によって供給されています。

機内エンターテインメント、統合通信、ナビゲーション、監視、客室コアシステムなどのさまざまな航空機システムは、米国のコリンズエアロスペース社から提供されています。もう一つのアメリカの産業大手であるハネウェルは、C919 にホイールとブレーキ、飛行制御電子機器を供給しています。

ある意味、こうした譲歩はボーイングとエアバスの優位性の結果であり、まさにC919が打破したいと望んでいる複占状態だ。シンクタンク、マクロポロチャイナのダミアン・マー氏はツイッターで、「はい、多くのアメリカ製とヨーロッパ製の部品で作られています。なぜなら民間航空機は複占だからです」と書いた。「中国が完全に自国化したサプライチェーンを持っておらず、おそらく今後も持つことはないのに、なぜこれが驚くべきなのでしょうか?」

それでも、C919 の開発は、サプライヤーの国内エコシステムの発展にも役立ちました。ノート

上海証券報（中国語のリンク）によると、国営AVIC航空機は主翼ボックスやフラップなどの構造部品を供給している。 Sichuan Chengfei Integration Technology は部品とコンポーネントを提供します。先端材料メーカーの Western Superconducting Technologies はチタン合金を供給しています。

同紙は「C919の初飛行には多くの業界チェーン企業が同行する」と報じた。

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